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ゴアでゆっくり過ごすしたいなら南ゴアのパロレムに行こう!

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ゴアってどんなとこ?

ゴアはインドの西海岸に位置し、年中暖かい気候が続く地域です。

最大の産業は観光業で南北に約100㎞にわたる海岸線には、30 ヵ所ほどのビーチリゾートが連なっています。

1510年ごろから1961年までポルトガルの植民地でキリスト教の教会がたくさんあり、ポルトガル風の建物、町並みも残されています。

キリスト教信者が多いのもゴア州の特徴です。

レストラン、ホテル、ロッジなどの宿泊施設が充実していて、海外からはもちろんインド国内からも多くの観光客がゴア州を訪れています。

一昔前まではヒッピーの聖地と言われるほど、多くのヒッピーたちがヨーロッパから来てコミュニティーを築いていました。

ゴアトランスと言う音楽のジャンルが生まれたのもここからで、今でも爆音を流しネオンをギラギラさせLSDや大麻などいろんなドラッグが飛び交っている場所はあります。

特に保守的な地域の多い北インドからは非現実的な日常を求めてゴアで休暇を過ごしにやってくる人が多いです。

またアルコールを安く飲めることも魅力の一つとなっています。

そんな乱れたイメージのあるゴアにも手付かずのビーチなどが残っており、静かにゆっくり過ごしたい人にも最高の場所となっています。

ハンピからゴアに到着

しばらくお世話になったハンピ。

なぜか出発する前日に誰かも知らない人の結婚式に参加させてもらいました。

wedding

知らない人の結婚式

楽器を奏で皆で歌う、終始賑やかなパーティーでした。

それにしても女性の衣装サリーはカラフルでどこにいても映えますよね。

このように毎日地元の人たちから何かしら誘ってもらったりしてとても良い経験ができました。

そんなハンピからとうとうゴアに向かう時が来ました。

自分
と言うか、無理やり予定を組まないとハンピに沈没してしまう!

という事で夜行バスにて約10時間をかけハンピの隣町ホスペットからゴアに向かいます。

さよならハンピ

値段は700ルピーほど

特に大きなトラブルに巻き込まれることもなく無事ゴアに到着しました。

到着したのはパンジム。大きなバスターミナルのあるパンジムです。

しばらくハンピに居たので久々に活気のある雰囲気に少し圧倒されました。

別にゴアが都会と言うわけでもないのですが、いかにハンピと言う自然だらけの人の居ない異世界に滞在していたという事を実感させられました。

穏やかな街パロレムに行ってみる!

特にパンジムで何かをすることも無いので、そのまま南ゴアにあるパロレムに行くことにしました。

地元の人に行き方を聞くとどうやらバスで行けるみたいですが乗り換えが必要みたいで3時間かかります。

インド人
ちなみにこの地名はインド語ではパナジ、ポルトガル語や英語ではパンジムって言うよ

やっぱりローカルバスは乗り心地が最悪ですね。エアコンなんてものはもちろん無く、運転手はでこぼこ道を平気で減速もせずに走るので体は常に宙を舞ってる状態でした。

パンジム

マーガオ

パロレム

そうです、パロレムまで穏やかにバスで過ごせることは一度もありませんでした。

降りた瞬間は人質から解放された気分とゴアの南国な空気感が相まって、今までの疲労が嘘のように消えていきました。

これが自由の街ゴアの不思議なパワーなのでしょうか。

バススタンドから滞在するビーチ付近のホステルまでも歩いて10分ほどの距離で、ビーチ沿いにもいくつか宿はあるので予約なしで行っても宿が見つからないという事は無いと思います。

ビーチ近くの道なりも南国の感じ満載で、今までいたハンピは岩と灼熱の太陽だったのでこの二か所を比較するとまるで別の国に来たかのような錯覚に陥りました。

それと情報通りここパロレムは静けさが保たれているように感じられました。音楽がガンガン流れている所も無いし、お酒やドラッグで乱れている人も全くいないどころ観光客なんて数えるほどしかいないので地元の人たちのリアルな生活感が見れます。

ホステルも周りは自然だらけであまり綺麗さを期待してませんでしたが、部屋やスタッフが思っていた100倍しっかりしていたので思わず連泊してしまいました。

インド人
この綺麗さの個室が約800円、安いよねー!

レストランに行ったら大麻渡された

宿に荷物も置き、シャワーをしてスッキリした後はもちろん食事です。

ビーチ沿いにもいくつかレストランはありますが、一本内側の道に入るとほぼローカル向けのレストランになります。ローカルのレストランが好きな理由として、店員が気さくであることが多いのと地元の人たちとコミュニケーションを取りやすいってのがありますし、なんといっても値段がビーチ沿いのレストランに比べだいぶ安くなるからです。

インド人
ほんとは可愛い女の子とかとビーチ沿いのレストランに行ってね、綺麗な夕日を見ながらビール飲んでピザとか食べたいんですよっ!

そんな願望があるものの僕と一緒に食事に行ってくれる美女なんてどこにも居ないので、泣く泣く近くにあったほぼ地元民がしか来ないようなガッツリローカルレストランに行きました。

インド人
さみしーねー

けど猫ちゃんだけは席に着いた時から一緒に居てくれました!

店員が来るまでしばらく猫ちゃんと遊んでたのですが、なかなか来ないなー来ないなー。って

ふと顔を上げてみたら一人もお店の人がいない事に気づきました。

ホラーです。

ここはまさかの注文の多い料理店ですか?

と思ったら僕にも秒で飽きたらしく、深い眠りに入られました。

けど雰囲気的にはお店はやってる感じなんですよね。

なんとなく人の気配がする感じが。。。

ってことでこっちから探していく事にしました。

お腹空いてるのに人から探さないといけないって、どゆことですか!

空腹もあって少し苛立ちながらの人探し。

するとテーブルがある所から少し離れたところに小さな家?のような小屋みたいな所があって、そこから男の人たちの声がチラっと聞こえてきました。

インド人
サボれる時にサボるのがインド式の働き方!

とりあえず行ってみると6畳ほどの部屋に3人男どもが集まってました。

自分
ご飯食べにきたんだけどー

なぜか彼らは僕を見るなりちょっと焦った感じを見せたので今は忙しかったのかなぁとか思ったら、全然そんなことありませんでした。

と言うのも部屋の状況を見たら一瞬で理解できたからです。

そうテーブルには綺麗に巻かれたジョイントが一本。そして男の一人がもう一本を製作中でした。

インド人
バレちゃったなー
自分
いやいや、そんなに隠すつもりなかったでしょ!
自分
それはそうと、ご飯は誰に頼めばいいの?

けど完全に彼らは今から吸いたそうな雰囲気マックス!

すると突然男の一人が何やら電話をし始めました。

自分
えっ、なんの電話‼? 殺されんの?えっ、そんな見ちゃダメなやつだった?

時々見せる笑顔がまた怖い!

そして電話の男に完全に注意がいってた間に他の男が僕にジョイントを渡してきました。

自分
どうゆう状況⁉最期くらい楽しめってこと⁉

流石にここで断る勇気などなく素直にもらってしまいました。

けど今吸うべきなのか、それとも持って帰って吸えと言う意味なのか分かんなかったので、とりあえずどうすればいいか聞いてみると

インド人
持って帰って吸って
インド人
大麻の事は絶対に誰にも言わないでねー

って、まさかの口止め料でした。

全然悪い奴じゃなかった。むしろ良いやつでした。

そして電話の男はと言うと料理を作ってくれる人に電話してくれてたみたいで、チャパティーと適当な軽めのセットを注文してもらいました。

自分
電話のやつはもっと良いやつじゃん!

注文していた料理もすぐ運ばれてきました。しかもめちゃくちゃ美味しそう!

ヨーグルト、カレーそれと大量のチャパティーで大満足です。

期待してた以上の満足度で、この後ほかの日にも何度かこちらのレストランにお世話になりました。

インド人
やっぱり観光地からちょっと外れたローカルレストランが間違いないね!

 

パロレムビーチの金色夕日でチルしちゃう

パロレムビーチは数あるゴアのビーチの中でも美しく、北ゴアの喧騒したビーチと違い静かでのんびりとした雰囲気が人気となっています。

そして特にお勧めしたいのは金色に染まる夕日です。人も少なく、音楽のかかっていないビーチで見る夕日はより鮮やかに感じるので感動すること間違いないです。

ってことで、先ほどレストランでもらった大麻をホステルで半分吸ってから夕陽を見にパロレムビーチへと向かいました。

宿からビーチまでも歩いて5分程、ビーチに着いたころに大麻も丁度いいタイミングで効き始めてきました。

Palolem beach

想像以上の綺麗さです。人もほぼ地元の人だけなのでそこまでうるさくないし、音楽も爆音で流れていないので最高です!

大麻もだんだん効いてくるとただ綺麗な夕日を見ながらビーチを歩いているだけなのにめちゃくちゃ幸せな気分になりました。

何に対して幸せなのか分からないけど、とにかく体に触れる風や生暖かい空気、聞こえてくる波の音、金色に染まる夕日、それに反射する海を見てただ全身で幸せを感じていました。

一日目からいろいろ刺激的な経験をさせてくれた南ゴアのパロレム。騒々しい世界に疲れたと思ったらぜひパロレムに来てみてください。

幸せな気持ちになれること間違いないでしょう。

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