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インドの避暑地ウッティには世界遺産の鉄道で行くべき!後編

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ニルギリ鉄道の出発は早い。宿主いわく朝の7時頃出発なのだがチケットを当日に購入しないといけないとのこと。

そしてその当日券の購入権を先着順で入手しないといけない。それが6時からとの事だった。

トリッキーな仕組みで理解するのに時間がかかったが、とりあえず朝の5時30分に購入権をもらうために並ぶことにした。

無事起床

絶対に起きないといけないと言うプレッシャーのせいか寝不足のまま無事5時半に駅に到着。

駅員がいたのでどこで並べば良いのか聞くことにした。そして言われた所まで駅内を1分ほど歩くとすでに3人ほど並んでいた。

寝起きからのインド人のマシンガントークは体力的にキツかった。がなんとかマシンガントークと大量の蚊との戦いを耐え抜きチケットの購入権を勝ち取った。

気づけばかなりの人が列をなしていた。15分前でも大丈夫かもしれないが30分を見積もっておけばほぼ間違いないと思われる。

チケット購入

チケット購入場所は駅の向かい側にあり歩いて3分ほどのところにある。

値段は15ルピーだったか17ルピーだったか忘れたが、とにかく安い。座席指定はないので、席取りはインド人との勝負になる。左側の景色が綺麗なので、何が何でも左の窓側を取らないといけない。

7時まで時間があるので鉄道の写真を撮ったりして、席取りの勝負に備えた。

かなりレトロな感じ

無事席を確保

席取りも先着順。列に並ぶとかの概念は全く無いので、全ては力勝負。

そして、ついに席取りの時間。鉄道のドアの前で皆と同じように待つ。インド人たちは今まで皆とわちゃわちゃ話してた時の顔から一変、急に目つきを変えて戦闘態勢に入り始めた。

そしてスタッフの合図と同時に一斉に皆が車内に乗り込む。インド人の圧倒的な瞬発力の前に少し出遅れてしまったがなんとか乗り込む事に成功。

とりあえず左側席ならどこでもいいので、無心に人をかき分け左窓側の席を目指した。

しかし序盤に出遅れたこともあり、ほぼ席が埋まっている。やはりインド人の乗車のテクニックとパワーには勝てなかった。

なので潔く諦めて右側の席を取ることにした。

と、思った瞬間最後尾の左窓に空席が見えた。

その距離1m。手は届きそうな距離だが人が前にいて進めない。このままでは誰かに席を奪われてしまう。

何が何でも左窓を取らないとこのニルギリ鉄道に乗る意味がない。

もう手段を選ぶ余地などなくなっていたので最終手段のかばんを投げて席を確保することにした。

少し行儀が悪いかと思って周り人の顔を伺ってみたが、気にする人は自分以外だれも居なかった。

どうにか無事左窓側の席を出来た。

※インドで席取りする場合は謙虚になってはいけません。戦いだと思って挑まなければ負けます。

景色は最高!

朝7時定刻通り出発。ワクワクしているが席確保の安堵感からかめちゃくちゃ眠たい。

そして鉄道のスピードはかなり遅い。

日が昇り明るくなって来た田舎道をニルギリ鉄道は進んでいく。

なかなかいい感じの景色が続くので眠気も少しずつなくなってきた。

トンネルで悲鳴!?

ニルギリ鉄道はスピードを速めることなくゆっくりと山を登っていく。

途中には滝を拝むこともできた。

遠くには大きな滝が流れている

トイレ休憩もあったりして自由に外を歩ける時間もある。

人馴れした野生ザル

どこに行っても人混みに溢れているインドでゆっくりと落ち着いた時間を過ごせるのはとてもありがたい。

そんな時間が目的地まで続くと思っていた。

が、トンネルに入った瞬間事件が起きた。

皆が急に叫び始めたのだ。コナンの一巻が脳裏をよぎった。

誰かが殺された。

トンネルの中は暗闇で周りが見えない。ただ皆の叫び声だけが聞こえる。

子供から大人まで皆が叫んでいる。

穏やかな鉄道の旅は一瞬にして終わった。

早くトンネルを抜け出して欲しいがなかなか抜け出さない。

そして皆叫び続けている。むしろさっきより声が大きくなっている。

と思った瞬間やっとトンネルを抜け出した。

周りはとても眩しく感じた。と同時に叫び声は一斉に止んだ。

死体がないか確認するも見当たらない。しかも皆何故か嬉しそうだ。

隣の家族も笑っている。

どうやら誰も死んではいなさそうだ。

けどトンネルの中で何が起こったのか。

隣の家族に聞いてみた。

すると意外な答えが返ってきた。

インド人はトンネルで叫ぶ習性がある。理由は分からない。けど皆で叫ぶ

それを聞いて納得はしなかったが、とりあえず安心はした。

トンネルでは雄叫びが轟く

その後はトンネルがしばらく続いたので雄叫びの連続だった。

正直、何回もやられると飽きてきたし、インド人も飽きてきたのか最後らへんのトンネルでは声量が段々小さくなっていた。

地元のインド人に手を振る乗員たち

絶景は留まらない。特に橋の上を走っている時の景色は素晴らしかった。SLならではの煙をモクモクさせながら下を見ると綺麗な川が流れていた。

昔にタイムスリップしたかのようで、とても感銘を受けた。

煙モクモクはSLの醍醐味

ウッティに到着

気づけば乗車時間も3時間を超え、そろそろ目的地のOotyに着く。

最後の方も茶畑など見どころが沢山ありあっという間のSL旅だった。

残念な所も少しあった。

皆、弁当を持参して列車の中で食べていたのだが、そのゴミを平気で外に捨てるのだ。しかもたちが悪いのが人が立ち入る事が出来ないような所に捨てるので回収出来ない。

列車の窓から至るとこでゴミの山を見たし、捨てている家族も沢山見た。

これはこれでインドの文化なんだと自分自身に言い聞かせ、高ぶりそうな感情を抑えた。

3時間半という長いようで短い列車の旅の中でとても良い思い出となる経験が沢山できた。

もしOotyに行く機会があればぜひニルギリ鉄道を利用して欲しい。むしろニルギリ鉄道に乗るためにOotyに行ってもらいたい。

お値段以上の経験が出来るのは間違いない。

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